スマート家電の欠点とは?補う対策や注意点も解説
スマート家電は、外出先からの遠隔操作ができたり、防犯対策に役立ったりとさまざまなメリットがあります。その一方で、欠点を危惧する声があることも確かです。
この記事では、スマート家電の活用に興味を持っているものの欠点が気になる人に向けて、スマート家電の欠点やそれを補うための対策について解説します。
スマート家電を活用したいと考える人は、ぜひ役立ててください。
- スマート家電の欠点とは
- 初期費用がかかる
- 設置・設定に知識が必要である
- 電波に影響されるリスクがある
- セキュリティ面でリスクがある
- そもそもスマート家電とは
- スマート家電にはメリットも多い
- 外出時にも家電を操作できる
- 個々のリモコンが不要になる
- 防犯に役立つ
- 「シーン機能」の活用で家電の利便性が高まる
- スマート家電の欠点を補うための対策
- 極端に安価な製品は避ける
- ファームウェアの自動更新を有効にしておく
- パスワードを複雑なものに設定する
- スマート家電を導入する際の注意点
- 同居人の生活スタイルも考慮する
- インターネット環境を確認する
- 自分のスマートフォンが機器に対応しているか確認する
- 導入しやすいスマート家電の例
- リモコン
- シーリングライト
- ロボット掃除機
- 空気清浄機・加湿器・除湿器
- まとめ
スマート家電の欠点とは
スマート家電の主な欠点を4つに分けて解説します。
初期費用がかかる
スマート家電に対応した家電の購入が必要なため、初期費用がかかります。一般的に、スマート家電は従来の家電よりも値段が高く、製品によっては、数万円ほど高額になることもあります。すべての家電をスマート家電に変えようとすると、導入コストが大きな負担になりかねません。
設置・設定に知識が必要である
スマート家電は、購入して終わりではありません。適宜、設置やスマートフォン側で専用アプリをインストールしたり、家電本体とスマートフォンをペアリングさせたりといった設定が必要です。そのため、電化製品やインターネットに対して苦手意識を持っている人には、使用前の準備もハードルが高い場合があります。
電波に影響されるリスクがある
スマート家電は、インターネットに接続して動作します。そのため、電波が干渉して正常に接続できなくなったり、通信遅延が発生したりするリスクがあります。考えられる影響として、以下が挙げられます。
- 自宅ドアに取り付けたスマートロックが解除できず、自宅に入れなくなる
- ネットワークカメラの映像が見れず、留守中の自宅の様子がわからなくなる
上記以外にも、さまざまなトラブルが予想されます。通信障害が起きた際の対策も考えておきましょう。
セキュリティ面でリスクがある
先述したとおり、スマート家電は、インターネットに接続して使用します。そのため、ハッキングやサイバー攻撃などを受け、誰かに家電を操作されたり、カメラの映像をのぞき見されたりする可能性があります。
また、個人情報のほか、クレジットカードやキャッシュカードなどの情報が漏洩する危険性もゼロとは言いきれません。そのため、予めセキュリティ対策をしておくことが、安心につながります。このあと「スマート家電の欠点を補うための対策」にて解説します。
そもそもスマート家電とは
スマート家電とは、一般的に、遠隔操作や設定など、スマートフォンと連携できる家電全般を指す言葉です。より快適な生活を実現するためのアイテムとして、注目が集まっています。
スマートフォンに専用のアプリをインストールし、インターネット回線と接続することで、スマートフォンからスマート家電の操作が可能です。
スマート家電でできることとして、以下が挙げられます。
- スマートフォンをリモコン代わりに、家電を操作する
- 洗濯機の運転状況をスマートフォンから確認する
- 外出先からエアコンのオンオフができる
スマート家電にはメリットも多い
欠点が懸念されるスマート家電ですが、利用したくなるようなメリットも多くあります。ここでは、4つのメリットについて解説します。
外出時にも家電を操作できる
スマート家電は、外出先からでも操作ができます。例えば、外出先でエアコンをオンにしておくことで、帰宅前に部屋を快適な温度に調整できます。
スマート家電に対応したロボット掃除機なら、外出している間や働いている間、あるいは移動中に部屋の掃除を済ませられるでしょう。
また、スマート家電は、電源のオンオフもスマートフォンから切り替えられるため、電気やエアコンの消し忘れなども防止できます。
個々のリモコンが不要になる
スマート家電は、リモコン機能をスマートフォン1台に集約できるため、いくつもリモコンを所有する必要がありません。
これは、スマート家電に備わっているスマートリモコンと呼ばれる機能によるものです。
家電の数の分だけ、リモコンを置くスペースが不要になるでしょう。
防犯に役立つ
スマート家電の機能を利用して、留守中でも決められた時間に照明のスイッチが入る設定にしておけば、自宅に人がいるように見せかけられるため、防犯に役立ちます。
万が一、カギをかけ忘れたときも外出先から施錠ができるため、防犯対策として有効です。
またスマートカメラを設置すれば、スマートフォンからリアルタイムで家の様子を確認できます。カメラのスピーカーから音声を出せる機器なら、万が一不審者を発見した際にも役立つでしょう。
「シーン機能」の活用で家電の利便性が高まる
スマート家電には、シーン機能が備わっているものもあります。シーン機能とは、スマートリモコンを利用し設定しておくことで、複数の家電をまとめて操作できるようになる機能です。朝起きたとき、外出するとき、帰宅したときなど、シーンごとに設定が可能です。
「シーン機能」の活用例として、以下が挙げられます。
- 朝、起きる時間にカーテンが開くように設定する
- プロジェクターを起動すると同時に、部屋の照明が暗くなるように設定する
スマート家電の欠点を補うための対策
上記で挙げたように、スマート家電はメリットが大きく、活用することでさまざまな恩恵を受けられます。そのため、欠点が気になる場合は以下の3つの対策を行うとよいでしょう。
極端に安価な製品は避ける
他のスマート家電製品と比べて、極端に安価な製品は購入を避けましょう。セキュリティ面が脆弱であったり、電気使用量が多くなったりする可能性があるためです。
また、サイバー攻撃目的で開発された製品が紛れていないとも言いきれません。セキュリティ対策・消費電力の削減にかかる一定のコストは、価格に反映されるものです。極端に安価な製品は避け、信頼性の高いメーカーやサービス提供者を選ぶ方が無難でしょう。
ファームウェアの自動更新を有効にしておく
スマート家電の脆弱性を狙った攻撃のリスクに対応するため、ファームウェアを適切に更新しておきましょう。最近の製品は、ファームウェアの自動更新機能があるものがほとんどです。自動更新機能を有効に設定して、最新の状態を保ちましょう。自動更新機能がない場合は、メーカーが提供している脆弱性パッチや最新ファームを適宜適用することが重要です
パスワードを複雑なものに設定する
ログイン時に用いるパスワードは、英数記号などの文字種を複数含む、14文字以上の長いものにするなど、複雑にしましょう。自分の誕生日、「PASSWORD」などの単語、同じ数字の羅列といった、推測されやすいものは避け、パスワードの使い回しも控えましょう。多要素認証を利用すれば、よりリスクを避けられます。定期的にパスワードを変更することも大切です。
スマート家電を導入する際の注意点
スマート家電を導入する際は、欠点だけに目を向ければよい訳ではありません。事前に確認しておくべき注意点を解説します。
同居人の生活スタイルも考慮する
1人暮らしの場合は、自分が実現したい暮らしや目的に沿ってスマート家電を選んで問題ありません。しかし、家族や恋人など、一緒に暮らす人がいる場合は、自分だけでなく同居人の生活スタイルも考慮しましょう。
1人の生活の快適さのみを重視した場合、ほかの同居人にとっては、暮らしにくい、ストレスを感じる暮らしになる可能性も考えられます。各部屋の自動化の目的を明確にし、生活スタイルにマッチするか話し合いを進めることが重要です。
インターネット環境を確認する
スマート家電は、自宅のWi-Fiやインターネット環境が整っていなければ十分に活用できません。Wi-Fiルーターは、モデルごとに同時に接続できる台数が異なります。最大接続台数が不足している、Wi-Fiの電波が届かない場所があるなどの場合は、Wi-Fiルーターの買い替えも視野に入れましょう。また、セキュリティ対策が講じられているモデルに変更することも有効です。
自分のスマートフォンが機器に対応しているか確認する
一般的に、スマート家電は、スマートフォンを利用して操作します。AndroidとiOSで使える機能が異なったり、いずれかのOSにのみ対応したりしている製品もあります。製品の公式WebサイトやGoogle Play ストア、App Storeなどでアプリが配布されているか確認しましょう。
またOSのバージョンによっては、非対応の場合もあります。購入前に、対応しているOSの種類やバージョンを調べましょう。
導入しやすいスマート家電の例
スマート家電のなかで、導入しやすい例としてリモコン、シーリングライト、ロボット掃除機、空気清浄機・加湿器・除湿器をご紹介します。
リモコン
家電のリモコンをスマート家電にすることで、スマートフォン一つで集約し、外出先から運転のオン/オフや快適な温度調整が可能になります。万が一電源を切り忘れた場合でも、外出先から操作できるため、余計な電気代を抑えられます。
シーリングライト
スマート家電のシーリングライトは、オンオフをタイマーで設定できたり、外出先から操作できたりします。スマートリモコンやプロジェクターと一体型のシーリングライトもあります。
ロボット掃除機
ロボット掃除機をスマート家電にすることで、掃除の時間や対象範囲などを細かくスマートフォン等で設定することができます。外出先からも掃除を指示できるので、帰宅してからの掃除をすることなく、清潔な部屋で過ごすことができます。
空気清浄機・加湿器・除湿器
空気清浄機は、スマートスピーカーと連携することで、音声操作が可能になります。また、ペットに特化した製品であれば、抜け毛対策や脱臭にも効果的です。
加湿器・除湿器は、自動で快適な湿度に整えてくれます。
まとめ
スマート家電の欠点として、初期費用の負担や、設定の煩雑さ、セキュリティ面のリスクなどが挙げられます。一方で、スマート家電を導入すると、遠隔操作ができたり、リモコンが不要になったりするなど、生活の利便性を高めるメリットがあります。目的やライフスタイルを考慮しながら、導入を進めましょう。
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