中小規模拠点向けVPNルーター
ヤマハ RTX1220
従来モデルからの互換性確保
『RTX1220』は、従来モデル「RTX1210」とソフトウェアの大半を共通化しており、ISDN関連機能を外した点を除き、機能の互換性を確保しています。そのため、「RTX1210」で培った設定のノウハウを活かしたネットワークを構築できます。また、ハードウェアについても、筐体サイズやLAN/WANのポート数、最大消費電力に変更はなく、「RTX1210」の代替機としても十分に機能します。
■RTX1210からの主な変更点
ISDNマイグレーションに伴い使用頻度の下がったISDN S/Tポートを非搭載に変更。
よりお求めになりやすい価格に改定(値下げ)。
最大1年間無償のYNOライセンスを付属。
中小規模ネットワークに最適なVPNルーター
『RTX1220』は、LAN間接続VPNに加えてリモートアクセスVPNにも対応しているため、複数の拠点間通信を行いつつ、テレワーク等によるリモートアクセスも実現します。今後、テレワークへの移行がさらに進みリモートアクセスVPNの需要が増加した場合でも、合計100対地までのVPN接続を安定して収容することができるため、中小規模ネットワークの構築に最適です。また、従来モデル「RTX1210」の洗練されたGUIを継承しており、複雑なネットワーク構成を直感的に把握し、容易に構築することが可能です。
YNOによる遠隔管理
『RTX1220』は、クラウド型管理サービス「YNO」に対応し、自宅や出張先などオフィス以外のテレワーク環境からでも簡単に機器の監視・管理をすることができます。また、インターネット回線に機器を接続して電源を入れるだけで設定が完了する「ゼロコンフィグ」により、ネットワークへの本機の追加や交換も簡単に行えます。さらに、最大1年間無償で使える「YNO」のライセンスが付属されており、追加の費用なしで「YNO」を利用可能です*。
※追加でYNOライセンスを購入すると、2年目以降も「YNO」を継続して利用できます。また、初年度より複数年度のライセンス購入も可能です。「YNO」で管理するルーター1台につき、1ライセンスが必要です。
ネットワーク構築から運用管理まで使いやすさを追求した新Web GUIを継承
端末管理(LANマップ)
『RTX1220』では、従来モデル「RTX1210」で好評をいただいている「LANマップ」機能を搭載しています。『LANマップ』は、LAN内のネットワーク構成を分かり易く表示することで、ネットワーク管理者の管理、運用の負担を軽減します。
『RTX1220』にヤマハ製スイッチ/ヤマハ製無線LANアクセスポイントを接続するだけで、端末部分まで含めたLANのネットワーク構成や各機器の情報をGUI上で確認することができます。
また、ヤマハ製スイッチの各ポートの個別設定や、『RTX1220』とヤマハ製スイッチ双方を含むVLAN設定も一括で行うことができます。
ダッシュボード機能
「ダッシュボード」機能に対応。「ダッシュボード」機能をご利用いただくと、運用管理やトラブルシューティングに有用な様々なガジェットを利用環境に合わせて取捨選択し、画面上に自由に配置することでより直感的にネットワークの状態を把握することができます。
かんたん設定
『RTX1220』は、ネットワークの構築から運用管理まで使いやすさを追求した新Web GUIを搭載しています。
新Web GUIの「かんたん設定」を使用すれば、ヤマハルーターのコマンドを知らなくても、パソコンのWebブラウザーを使ってルーターの基本的な設定が行えます。
多様なネットワークに対応
・モバイル通信に対応
USBポートに3G/LTE携帯電話網に対応したデータ通信端末を接続して、モバイルインターネット接続を利用することができます。
・データコネクトに対応
フレッツ光ネクストの「データコネクト」に対応しています。データコネクトを利用して、帯域が保証された通信で拠点間接続することができます。
・IPsec、L2TP、PPTPに対応
『RTX1220』はIPsec、L2TP、PPTPに対応しているため、インターネット回線を利用した仮想プライベートネットワーク(VPN)を構築する場合でも、より安全にデータを送受信できます。
・8ポートスイッチングハブを内蔵
LAN1ポートは8ポートスイッチングハブになっています。ポート単位でLANを分割したり、リンクアグリゲーション機能を使って冗長構成を組んだりできます。そのため、多様なLAN環境に柔軟に対応できます。
・ネットボランチDNSサービスに対応
ヤマハが提供する無料のダイナミックDNSサービスである「ネットボランチDNSサービス」に対応します。不定IPアドレス間でのVPN接続や、リモートアクセスなどに利用できます。