レイヤー3 ギガビット・インテリジェント・スイッチ
アライドテレシス AT-x330-10GTX 4653R
AlliedWare Plus(AW+)
機能ごとのモジュールに分割されており、単一の障害が与える影響範囲を最小限に抑えることが可能です。これにより、旧来方式の製品と比べシステム全体の可用性が格段に高まります。
また、業界標準のコマンド体系に準拠し、他社製品からの移行においても、エンジニアの教育にかかる時間と経費を大幅に削減することができます。
ネットワークインフラのユニファイド化
Allied Telesis Management Framework(AMF)は、ネットワーク上のスイッチやルーターを仮想的な1台の機器として統合管理し、管理運用の「一元化」、「簡素化」、「自律化」によって、管理・運用に関わるコストの削減を実現するネットワーク仮想化機能です。AMFは統合管理を行うAMFマスターと管理されるAMFメンバーからなり、次の5機能により、ネットワークの統合管理を行います。
・一元管理(セントライズドマネージメント)
・自動構築(オートレジリエントコネクション)
・自動復旧(スマートプロビジョニング)
・非AMF装置対応(ワイドエリアバーチャルリンク)
・分散マスター処理(AMFコントローラー)
VCS(バーチャルシャーシスタック)
スイッチ間をスタックリンクで接続することで、1台の仮想スイッチとして扱うことができます。VCSグループは、最大6台のx330シリーズを組み合わせて構築できます。本シリーズは、SFP/SFP+スロット、1000/2.5G/5G/10GBASE-Tポートのいずれかを用いたVCSに対応しています。スタック接続されたスイッチは各種情報を同期しているため、仮に1台に障害が発生しても運用継続が可能です。
10ギガビットイーサネットモジュール(SFP+)
高速イーサネット技術「10ギガビットイーサネット」に対応します。
SFP+モジュール対応スロットを搭載しており、別売のSFP+モジュールを搭載することで、高速/大容量の10ギガビットイーサネット環境を提供します。
10G マルチギガビット
標準で10Gマルチギガビットレートのインターフェースを搭載しており、SFP+を使用することなくUTP/STPケーブルで最大10Gの高速通信が可能です。2.5G/5GBASE-Tにも対応しており、従来のカテゴリー5eケーブルをそのまま使用しても、2.5G/5Gに通信速度を向上させることが可能です。
EPSR
EPSR(RFC3619)は、レイヤー2レベルでの障害の検出と経路の切り替えをより高速に行います(最短50ミリ秒未満)。x330シリーズは標準でEPSRマスター機能を備えているため、リング構成での機器・回線冗長を実現可能です。
ゼロ・ノイズ・オペレーション
機器内部の構成配置等の最適化により、ファンレスながら最大50℃までの周囲動作温度に対応します。
学校やオフィス棟の執務室内に設置しても、騒音のないクリーンな機器スタイルを実現します。
幅広い用途に対応
エッジ・スイッチとして重要となるセキュリティー、認証、省エネ機能など豊富なレイヤー2plus 機能に対応しながら、スタティック、RIP、64ルートまでのOSPFルーティング機能を標準でサポートしています。
また、プレミアムライセンス(AT-x330-FL01(別売))により、65ルート以上のOSPFルーティングやダイナミックルーティング、マルチキャストルーティング、さらにダブルタグVLANなどの機能を追加可能なため、エッジ・スイッチからディストリビューション・スイッチなど、幅広い要件へ柔軟に対応可能です。
ループガード
LDFやMACスラッシング検出など多彩なループガード機能により、接続ミスなどで発生したネットワークループを自動検出し、設定した動作(ポートディセーブルなど)を自動実行するループガードに対応しています。LEDの点滅で視覚的に表示されるため、該当ポートを容易に特定することができます。
Web GUIを用いた直感的な管理
Webブラウザーから機器の情報表示や設定が可能なWeb GUIを標準でサポートします。
管理者のスキルレベルを問わない、直感的なネットワーク管理が可能です。
・日本語に対応したインターフェース
・ダッシュボード
・ネットワーク設定
・セキュリティー設定
・システム設定
AMF-SEC ソリューション対応
AMF-SEC(AMF-SECurity)は、ファイアウォールやUTMなどのセキュリティー・アプライアンスや、人材管理・資産管理などのビジネス・アプリケーションなどとネットワーク機器を連携させ、ネットワークも含めたITシステムの設定変更やセキュリティー管理を自動化するソリューションです。
本製品は、AMF-SECソリューションにおけるエッジ・スイッチとして動作し、例えばファイアウォールと連携するとファイアウォールが検知した被疑情報をもとに、該当する被疑端末が接続されているスイッチのポートを自動的に遮断することで被疑端末の隔離ができます。これによりIoT端末などでのLAN内の二次感染を防ぐことが可能です。
保守運用性
USBオートブートをサポート。機器設定やファームウェアを保存したUSBメモリーから起動することで、PCレスで設定・ファームウェアバージョンアップ作業が可能になるため、機器交換時やメンテナンス時の作業負荷を軽減し、保守運用性の向上が図れます。